おやまで悠久の時を過ごす孤独な少女の物語「わらしのはなし」ビリケンで個展も

「わらしのはなし」帯付き

わだちず「わらしのはなし」の単行本が、本日7月25日に青林工藝舎より刊行された。帯には西村ツチカが「優しいおやまの世界に鼻をくっつけて見とれました。わらしが遊んでくれるから、何も見てない怖くない。」と推薦文を寄せている。

「わらしのはなし」は、おやまで孤独に悠久の時を過ごす女の子・わらしを描く奇譚。ヘビの化け物と出会いわらしがまだ自分が人間だったころのことを思い出す「へび」、親狐が帰ってこず困っていた子狐たちをわらしが助ける「キツネ」、学校の遠足でおやまにやってきた少年とわらしの出会いを描く「3年3組」など計11話とエピローグが単行本には収められた。

なお7月28日から8月12日にかけて、東京・ビリケンギャラリーでは「わらしのはなし」の刊行を記念したわだちずの個展「いないけど いるよ」が開催される。

わだちず個展「いないけど いるよ」

会期:2018年7月28日(土)~8月12日(日)※月曜定休
会場:ビリケンギャラリー